概要
アメリカ合衆国が初めて打ち上げに成功した人工衛星「エクスプローラー1号(Explorer 1)」がフロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。ソ連のスプートニク1号に対抗するものであり、米ソの宇宙開発競争が本格化した。このミッションでヴァン・アレン帯が発見された。
背景
- 1957年10月、ソ連がスプートニク1号を打ち上げ、アメリカに「スプートニク・ショック」が走った。
- アメリカ海軍のヴァンガード・プロジェクトが失敗続きだったため、陸軍の弾道ミサイル局(ABMA)とジェット推進研究所(JPL)が急遽開発を進めた。
何が起きたか
- 1958年1月31日、ジュピターCロケットによってエクスプローラー1号が打ち上げられた。
- 衛星にはガイガー=ミュラー計数管が搭載されており、宇宙線強度の測定を行った。
- 観測データから、地球を取り巻く放射線帯(ヴァン・アレン帯)の存在が確認された。これは国際地球観測年(IGY)の最大の成果の一つとされる。
影響
- アメリカが宇宙開発能力を持つことを証明し、国民の不安を和らげた。
- 科学的な成果としてヴァン・アレン帯の発見をもたらした。
- その後のNASA(アメリカ航空宇宙局)設立(1958年7月)へと繋がる重要なステップとなった。
- 米ソ冷戦下の宇宙開発競争を加速させた。