概要

02月07日(1992年)、オランダのマーストリヒトにおいて、欧州諸共同体(EC)加盟12か国によって「欧州連合条約」(通称:マーストリヒト条約)が調印された。これにより、経済統合だけでなく政治統合も目指す「欧州連合(EU)」の創設が決定した。

背景

  • 1950年代から続く欧州の統合の動きは、EC(欧州諸共同体)として経済分野を中心に進んでいた。
  • ベルリンの壁崩壊(1989年)や冷戦の終結を受け、欧州の政治的結束を強化する必要性が高まっていた。
  • 1991年12月の欧州理事会で合意に達し、調印の運びとなった。

何が起きたか

  • オランダのマーストリヒトで、EC加盟国の外相・蔵相らが条約に署名した。
  • 条約は通貨統合と政治統合の分野について合意された。
  • 批准過程ではデンマークの国民投票で一度否決されるなどの波乱もあったが、1993年11月1日に発効した。

影響

  • 欧州連合(EU)の創設: ECを発展解消し、より強力な統合体であるEUが誕生した。
  • 単一通貨ユーロの導入: 通貨統合への道筋が定まり、後のユーロ導入(1999年/2002年)につながった。
  • 3つの柱構造: 「欧州共同体」、「共通外交・安全保障政策」、「司法・内務協力」の3本柱が確立された。
  • EU市民権: 加盟国の国民に「EU市民」としての権利(移動の自由など)が与えられた。

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