概要
1990年02月14日(1990年)、NASAの無人宇宙探査機「ボイジャー1号」が、太陽系を離れる直前に地球を含む太陽系の「家族写真(Family Portrait)」を撮影しました。その中に写った地球は、広大な宇宙空間に浮かぶごく小さな青い点として捉えられ、「ペイル・ブルー・ドット(淡く青い点)」と呼ばれています。
背景
- カール・セーガンの提案: 天文学者カール・セーガンは、ボイジャー1号のカメラを地球に向けて撮影させるようNASAに強く働きかけました。科学的なデータ収集というよりは、人類の視点を変える哲学的・象徴的な意味合いが強い提案でした。
- ミッションの終了: ボイジャー1号は主要な惑星探査ミッションを終え、太陽系外へ向かう旅の途上にありました。カメラの電源を切る直前の最後の仕事としてこの撮影が行われました。
何が起きたか
- 60億kmからの撮影: 地球から約60億キロメートル離れた地点から撮影された写真には、太陽光の散乱光の中に、わずか1ピクセルにも満たない大きさの地球が写っていました。
- 象徴的な意味: カール・セーガンはこの写真について、「あれがここだ。あれが故郷だ。あれが私たちだ」と語り、宇宙における地球の小ささと、そこで生きる人類の連帯の重要性を説きました。
影響
- 環境意識と平和へのメッセージ: この写真は、地球がいかに脆く、孤独な存在であるかを視覚的に示し、環境保護や世界平和の重要性を訴える象徴的な画像として広く知られるようになりました。
- 宇宙探査の視点: 科学的な発見だけでなく、宇宙から見た人類の立ち位置という視点を提供し、多くの人々の宇宙観に影響を与えました。
関連
- (特になし)