フェルディナンド・マゼランは、1519年から1522年にかけて、人類史上初の世界一周航海を指揮しました。その主な経路は以下の通りです。
1. スペイン・セビリア出港(1519年9月20日): マゼランは5隻の船団とともに、スペインのセビリアを出発しました。
2. 大西洋横断と南米沿岸航行: 大西洋を横断し、南アメリカ大陸の東岸を南下しました。途中、ブラジルのリオデジャネイロなどで補給を行いました。
3. マゼラン海峡の発見と通過(1520年10月21日~11月28日): 南アメリカ大陸の南端付近で、太平洋へ通じる海峡(後のマゼラン海峡)を発見し、約1か月かけて通過しました。
4. 太平洋横断: 太平洋を西へと航行しました。太平洋は予想以上に広大で、食料や水の不足により多くの船員が壊血病などで命を落としました。
5. フィリピン諸島到達とマゼランの死(1521年3月16日~4月27日): フィリピンのホモンホン島に到達し、現地の人々と接触しました。その後、マクタン島での戦闘中にマゼランは命を落としました。
6. モルッカ諸島(香料諸島)到達: 残された船団は、香料の産地であるモルッカ諸島に到達し、香料を積み込みました。
7. インド洋横断と喜望峰回航: インド洋を横断し、アフリカ大陸の南端である喜望峰を回航しました。
8. スペイン帰還(1522年9月6日): 最終的に、唯一残ったビクトリア号がスペインに帰還し、世界一周を達成しました。出発時の270人の船員のうち、生還したのはわずか18人でした。
この航海により、地球が球体であることが実証され、世界地図の精度向上や新たな航路の開拓に大きく貢献しました。