概要:

『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』は、スウェーデンの医師・統計学者ハンス・ロスリングらが執筆した書籍。「世界は思っているよりも良い状態にある」という主張を、豊富なデータとわかりやすい説明で示し、事実に基づいた世界の見方を提案している。

背景・制作経緯:

ハンス・ロスリングは公衆衛生やデータ視覚化の分野で長年活動し、人々の世界に対する誤解を解くことを目指した。2017年にハンスが亡くなった後、息子のオーラとその妻アンナが彼の意思を引き継ぎ、本書を完成・出版した。

内容:

世界の現状を正しく認識することを妨げる「10の本能」(分断本能、ネガティブ本能、直線本能など)を提示し、それぞれの本能を抑えて事実を正しく理解する方法を具体例を挙げて解説している。誤解を打ち破り、データに基づく正しい世界観を提唱する内容。

歴史的・文化的影響:

出版後、世界的ベストセラーとなり、ビル・ゲイツ、バラク・オバマなどが推薦したことで広く知られるようになった。データやエビデンスに基づいた議論や政策の重要性を再認識させ、教育、政治、ビジネス界にも強い影響を与えた。

関連する人物・出来事・作品:

  • ハンス・ロスリング(著者、統計学者・医師)
  • ビル・ゲイツ(著書を推薦)
  • TEDカンファレンス(ハンスが登壇、広く知られるきっかけ)
  • 『21世紀の啓蒙』(スティーブン・ピンカー著、類似テーマ)