FACTFULNESS

読んだきっかけ

News Dietを読んだことで、ニュース断ちを始めた。そしてどうやって情報を得るかについて、改めて考え始めた。信頼できる情報源、どのようなニュースソースを選べばいいか。と言ったことを考える上で、一度読んだことがあるこの本を読み返すべきだと感じたので、読んだ。

感想文

これまで何度か読み返していたにも関わらず、依然として自分がバイアスによって偏った考えをしていたかを気付かされることになるった。情報を元に行動を決めるということは、どんな分野においても基本的な行動であり、その部分に偏りがあることに自覚的でなければ、どこまで行っても世界に対して誤った認識をしてしまう。10の本能を知り、自分の考えや感情について、事実に基づいて補正をかける。そのための指南書だと思う。

現代では貧困疫病地球温暖化といった 国際問題について、メディアインターネットを通じて誰もがアクセスできる。しかし、私たちがもつ人間の脳は進化の産物であり、本能的にドラマチックすぎる世界の見方をしてしまう。それはどれほど賢い人でも変わらない。 具体的には、心配すべきグローバルなリスクとして以下があげられる。

個人的には、ここにAIアライメントが加わったように思うが、それでもどう対処すべきかということの本質は変わらない。ドラマチックすぎる世界の見方があることを知り、世界の見方と知識のアップデートをする。健康的な食生活定期的な運動に加えて、ファクトフルネスの実践が、良い人生を送る上で必要だ。

知っておくべき世界の見方

  • 4つの所得レベル
  • グローバルなリスク

それぞれの本能について、自分の体験談

分断本能

自分の事例

日本における老人と若者の分断やシルバー民主主義というアイデアが自分の中にあって、現役世代にお金を回すべきだとずっと考えていた。ただ、少子化というのは世界全体で起きている課題でもあるわけで、これはグローバルな課題でもある。現状、世界全体では子供の数は変わらずに大人の数は増えているわけだから、世界全体で考えれば、大人が子供と老人をどう賄うのかということは、世界単位で人材も流動しながら、技術開発もその方向に進むであろうと思うから、世界規模でそこは心配していない。ただし、今後民族としての日本人は減るだろうと思う。数で勝る団塊の世代、団塊ジュニア世代が老人になる負担によって、僕らの世代からは下の再生産が難しく、そこを軟着陸させるために、現役世代の移民を受け入れていくか、自国民だけにこだわって減っていくことになる。どうも後者の可能性もありそうだなと思っている。ただどちらにしても、サービスの質などが価格に転嫁されていくだろうから、日本全体として円に対するサービスの質は下がるだろうし、国内で今までのようなビジネスを行うことは難しくなっていくだろう。グローバルな時代に国内にこだわれば、カニバリズム的な状況に陥るだろうから、国のことを考えるのであれば、日本の現役世代は外貨を稼いで、日本で納税するなどをしてバランスを取るということをするべきだと思う。じゃあ外貨をどこで稼ぐかという話にあると、これから需要が増して成長していくであろう、アジアやアフリカに対してのビジネスを行うのが良いだろうと思う。

どうすればいいか: 僕たちはもともと十分に豊かなのだし、気高い精神で持って、老人を養い、また少ない子供達を大事に育てていくのがいい。将来的に、自分が養ってもらえるかという問題もあるけれど、それなのであれば逆に、老人は集団自殺すればいいなどといった過激な発言や思想に対しては、反対しなければならない。

やること: 日本や世界の実際のグラフに基づいて、子どもの計画、ビジネスについて考えるといい。

ネガティブ本能

自分の事例

本当につい最近まで、インターネットとAIによって世界が悪くなっているという気がしており、その考えによってすごく気分が滅入っていた。自分がしている仕事が何の意味もないのではないか、むしろ世の中に対して害なのではないかという気持ちになっていたし、そんな状態では健康な精神状態ではいれなくなる。

どうすればいいか: 健康な食事と適度な運動、そしてファクトフルネスの実践で、自分の仕事に改めて向き合おうと、今は考えることができている。

直線本能

自分について

Count OOMsなどのように、線形の予測に基づくAI予測がある。また、AIの性能向上が指数関数的に増加するかもしれないという話もある。ただ、実際には逓減する可能性もあるし、グラフがどうなるかはわからない。

どうすればいいか: ただし、技術革新により自分のいる場所が影響を受けることは確実だから、どちらだったとしても合理的でリスクヘッジのできた自分の立ち振る舞いを考えるべきだと思う。

恐怖本能

自分の事例

GPT-4の登場時に、突然のAIの進化に驚き、パニックになった。ちょうどその頃、ロシアがウクライナに対して侵略を仕掛けたこともあったし、不安になりやすい時期だった様に思う。人類がAIに支配されるのではないかという拘束の恐怖と、自分の仕事がなくなって食い扶持がなくなるのではないか、または世界大戦が起きるのではという、身体的な危害の恐怖で、今思えばかなり極端な選択をした。それは離婚と職場を辞めることを同時にしたことだった。離婚に関しては後悔していないが、その後金銭的に困ったこともあるし、職場を辞めるのは軽率だったかもしれないと思う。

どうすればいいか:幸い、親など周囲の人の助けで大事には至らなかったが、これに懲りて、今後に関しては人生の決断に関しては冷静な判断を心がけたい。特に、人生を変える大きな決断を複数同時にするべきではない。そもそも、現代は恐怖を煽るニュースが多すぎるので、自分から取りに行かない限り、入ってこない様にする。

過大視本能

自分の事例

先月の売り上げは117万円で、先々月は87万円だった。しかし、稼働時間は先月が194時間で、先々月は144時間。単に売り上げだけを比べると収入が上がったように見えるが、時給は変わっていない。

世の中の事例

宿命本能

自分の事例

起きたこと: 10代の頃、バンド音楽やミクスチャーが完全に下火で、それを好んで聴く人なんてほとんどいなかったし、アイドルと握手券ビジネス全盛の時代で、それは変わらない、音楽業界に未来はないと思っていた。しかし、そこからサブスクが出てきて十年ほど経った時、個人でセルフプロデュースする若い才能あるアーティストや、バンドサウンドがメインストリームになったり、洋楽顔負けのサウンドが出てきた。特にKing Gnuが出てきた時に、自分が当時やりたかった様な音楽をやっている人が出てきたということで驚いた。日本の音楽のクオリティの向上を感じたし、早い段階で見切りをつけてしまったこと、変わらないと思ってしまったことはもったいなかった。

どうすればよかったか: ビジョンを持て。世の中の本質的な部分を知り、その先を見続けること。例えば、芸術の世界では自分が好きなのであれば、10年、20年諦めずにそのシーンを続けて、世界の方が追いついてくるのを待つこと。

犯人探し本能

自分の事例

起きたこと: Picon社でAICLのプロジェクトの初期、沖さんというPOがボトルネックになっている状況があった。少なくとも僕は当時そう思っていた。しかし、会社がグループインした直後でもあり、異なるカルチャーのチームが混ざると言う状況の中、出向メンバーとして経営層とメンバーの間に入ると言う状況で、うまく立ち回るのは難かったろう。また、その状況下でそれぞれが自分の観点を主張している状況でもあったので、全体を俯瞰して何をすべきかを示せる人がいなかったことがそもそもの問題かもしれない。そう考えると、そこにメンバーを貼れなかった経営陣、特に渋谷さんなどの問題にも思える。ただし、彼も育休中だったし、ワークではない方にリソースを貼っていたんだろうと思う。だとしたら、全体としてもっと焦る必要もなかったはずだけど、おそらくしょせまるくんやMixiの上層はそうでもなかったんだろう。 どうすればよかったか: そのうまくいっていない中で、こぼれ球を拾うことはできた。またそういう人たちに協力することもできた。自分にできることに集中すること。

世の中の事例

ビル・ゲイツとワクチン公害、コロナ禍でのドナルド・トランプのチャイナウイルス発言、

単純化本能

自分の事例

起きたこと: ReactでのSPAを開発するとき、僕には単方向データフローと純粋な関数というあまりにもシンプルで美しい世界観を理想としていた。それにどっぷりハマっていた僕は、全てを極力純粋な関数で記述すること、そしてそれを目的としたようなアーキテクチャを採用したことがある。ただし、純粋であることにこだわりすぎたために、単純な状態を更新するためにもボイラープレート的なコードを書かなければいけなくなった。ある意味、トンカチを振り回している状態だったのだと思う。 どうすればよかったか: 当時は、ある種の状態がどこかに紛れ込むことが許せなかったが、カプセル化や状態を保つこと、凝集度を高めるという観点も程よく織り交ぜても良かったと思う。別の角度から、プロジェクトを眺めることをすればよかった。

世の中の事例

極端な政治思想、自由市場や平等(アメリカとキューバ)

パターン化本能

自分の事例

割と女性はとか男性はとか、ある種の偏見に基づく判断をしていることが多い。自分の偏見に気づいたら、本当にそうだろうか、データはあるんだろうかという観点で、もう一度見直したい。

世の中の事例

出社している人の方がパフォーマンスがいいという渋谷さんの発言、日本人は優しいという親父の発言

焦り本能

自分の事例

4月末、5月末いっぱいの契約と言われた時に、焦って4月末と言いそうになった。自分の準備期間を考えると、2ヶ月の期間がもらえることはありがたいし、そこに対してはしっかりと貢献しながら、次の案件に移るのが望ましい。

どうすればよかったか: 自分にとってショックな案件があったら、一日考えさせてもらう時間をもらう。そこで即決を迫られるようなら、不利な条件であることも多い。

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